空き家スゴロク

空き家を長い間放置していると、所有者は改めて問題意識を持つことが難しくなります。

また、地域の人たちも、老朽化した空き家が目立ってきた、空き家で何か問題が起きたといったきっかけがないと、地域の空き家に問題意識を持つことは難しいでしょう。

しかし、空き家を管理せずに長い間放置していると、所有者にとっては、『空家等対策の推進に関する特別措置法』上の特定空家や管理不全空家となり、固定資産税の住宅用地特例が解除されて固定資産税が上がります。また、地域にとっては、住宅地の景観が悪くなったり、犯罪の温床になったりして、住生活環境に悪影響が及ぶ場合もあります。

今後、全国的に人口・世帯数が減少し、空き家の数が増えてくると、所有者も地域の人たちも、自分事・地域事として考えていく必要に迫られます。しかし、空き家問題を学ぶ機会は少なく、改めて座学で学ぶのもハードルが高いと思います。

そこで、タガヤスでは、遊びながら空き家問題を自分事・地域事として考えるきっかけにしてもらおうと、「空き家スゴロク」を開発しました

専門知識がなくても、誰でも楽しく遊びながら学べるスゴロクボードゲームになっています。

地域での催しやワークショップなどで地域の人たちと一緒に遊んだり、家庭内でご家族と遊んだりしながら、空き家問題を一気通貫で学んでいただければと思います。

行政の皆さまへ

空き家問題への施策展開においては、所有者や地域の協力が必要です。そのためには、所有者や地域の人たちの問題意識を高め、公民連携で取り組んでいく必要があります
是非、この「空き家スゴロク」を地域のワークショップなどでご活用ください。

「空き家スゴロク」では、空き家問題を川に例えて、上流から下流までの流れでコマを進めていきます。その流れの中で起こる問題や対策の詳細については、空き家対策一気通貫マニュアル」に記載しています。空き家対策の参考書としてお使いください

なお、「空き家スゴロク」を効果的に活用するには、それぞれのマスに書かれた空き家問題にまつわるイベントについて解説し、自分事・地域事として理解を深めていただくためのコーディネートが大切です。

この「空き家スゴロク」とあわせて、「空き家カルタ」を活用したワークショップの開催をご提案いたします。

空き家問題を地域で考えるためのワークショップの開催をお考えの際は、一般社団法人タガヤスにご相談ください

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