代表理事の小沢です
~タガヤスに興味を持ってくださった皆さまへ~
─── タガヤス 代表理事 小沢 理市郎(合同会社 鍬型研究所 代表社員、株式会社 地域デザインラボさいたま シニアアドバイザー)
タガヤスのメンバー紹介では、私が各メンバーとの出会いを振り返り、改めてインタビューした内容をもとに、私の目線で記事を書いています。
そんな私、小沢理市郎について、自己紹介をさせていただきます。
出身は会津若松市で、厳格な父親のもとで10代を過ごしました。大学から上京し、建築系の都市計画を学ぶことになりました。
自分の将来について、深く悩む時期があり、紆余曲折を経て大学までたどり着いたというところです。
大学卒業後は、研究室の大先輩が勤めていた都市計画コンサルタント会社で、まちづくりの実務に携っていました。既成市街地整備を得意としていたこともあり、地域や地権者との距離が近い市街地整備の仕事を多く経験しました。
その後、金融系の不動産を専門としたシンクタンクに移りました。
ファイナンスの知識がないと、どうしても先に進めないと感じたうえでの決断でした。
不動産信託を中心とした様々な調査研究に携わり、次に、政府系金融機関のシンクタンクに移ることになります。そこでは、1社目の実践的なまちづくりの経験、2社目の不動産マーケットやファイナンスの知見を活かして、国の主要な住宅・不動産政策に関与していきます。
中でも一番大きな経験となったのが、住宅・不動産分野における様々なモデル事業の事務局を歴任してきたことです。
住宅政策は、市場重視・ストック重視に大きく転換され、不動産ストックの円滑な取引や資産価値評価、さらには空き家対策など、多くの課題が掲げられました。全国の民間事業者や地方自治体、金融機関などの連携体がそれらの課題の解決に向けた取り組みを行うためのモデル事業が、国土交通省の主導で展開されたのです。
私はこれらの事業の事務局責任者として、全国の何百もの住宅・空き家を切り口としたまちづくりを展開する民間事業者や団体の方々と知り合うことができました。
彼らの多くは、名声を得ようとしているわけでもなく、手弁当により集まり、まるで大人の部活動にようにボランティアで地域のために活動しているのです。
それを目の当たりにした時、これからの時代、このような方々がきちんと社会的に評価されるべきであると感じたのです。
そして、彼らの人間性や知見、ノウハウを結集すれば、もっと大きな力になるとも感じました。
そのような思いから、近しい方々にお声がけをし、趣旨に賛同し集まっていただいたカタチが、このタガヤスです。
タガヤスでは、地道な地域・まちづくり活動に取り組む皆さまとネットワークを持ち、丁寧に土を耕して地域課題を自分事、地域事として認識できる土壌を培い、地域の皆さまと美味しい実を収穫できるようなまちづくりを目指しています。
小沢 理市郎
一般社団法人タガヤス 代表理事
合同会社 鍬型研究所 代表社員(https://www.kuwalab.com/)
株式会社 地域デザインラボさいたま シニアアドバイザー(https://www.saitamaresona.co.jp/labtama/)