市街地というものは、時代とともにその姿が変容していきます。
しかし、市街地に含まれるずべてのものが変容していくか、というとそうではなく、
当時の姿のまま、何もかわらず時代を生きて抜いてきたものが必ずあります。
志木市は、引又宿で栄えた歴史あるまちです。
しかし、今は住環境に恵まれた美しい住宅地として姿を変えています。
そのような中、引又宿の繁栄を今も表現しつづける古民家がいくつかあるのです。
冒頭にも書きましたが、市街地は変容しています。
市街地の姿を昔に戻すことは当然できません。
つまり、そのような古民家を再生させるためには、今の市街地の姿に寄り添い、今の市街地の中で、地域に溶け込み、地域の皆さまに愛されるよう、緩やかに新しい息吹を吹き込む必要があるのです。
私たち、鍬型・タガヤスは、開発事業者ではなく、古民家での収益事業を目的とした団体でもありません。
地域の皆さまとの会話を通して、その古民家に新しい息吹が吹き込まれようとていること、それを皆さまと一緒に考えていくこと、
そのプロセスを地域の皆さまと共有しながら、ゆっくりと新しい息吹を吹き込んでいきたいと思っています。
その一環として、今年に数回のワークショップを行います。
第一回目の開催が以下のように決定しました。

古民家DIY・お掃除ワークショップ開催
日時:9月28日(日)14時~17時
(13時から会場の見学ができます)
場所:埼玉県志木市本町1-2-21
参加:参加費無料。申込みフォームよりご申し込みください。
内容:
・見事な細工が施された障子の紙を貼りかえるワークショップ
・木材が用いられた壁や古調度品をくるみ油などを用いた磨きワークショップ
※当日は、どちらかにご参加いただきます。
※汚れてもいいような動きやすい服装でお越しください。
※マスク、軍手をご持参ください。(築150年ほどの古民家ですので、かなり埃が舞います)